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年中無休のお店にいた夜職時代の思い出

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2019/12/27 (金)

年中無休のお店にいた夜職時代の思い出

昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆今回はコラムの番外編。年中無休だったお店に在籍していた時代の思い出を挙げていきたいと思います。年中無休とはその名の通り、一年に一度も店休がないこと!休みがないと在籍するキャストさんの働き方も様々でしたね。その時代の思い出を語っちゃいます☆

カウントダウン営業は当たり前だった

年中無休なので、お盆も年末年始も営業が当たり前。毎年12月31日の大晦日にはカウントダウン営業がありました。最近はホストクラブでのカウントダウン営業がメジャーとなりつつありますが、キャバクラは基本的にお休みとなることが多いでしょう。筆者が働いたお店は当時でもかなり特殊だったと思います。

だいたいのお店が12月30日までの営業であることから、「なぜうちだけやるの?」といった気持ちが本当に強かったです(苦笑)

 

しかし他がお店を開けていない分、集客を独り占めできるのが意外と忙しいもの。好きな女の子と一緒に過ごしたい気持ちも強く、足を運ぶお客様も多く見られました。カウントダウンはお祭りのような雰囲気もありますので、シャンパンやワインなど、高額なボトルも下りやすかったことを今でも覚えています。

現在の職業では当然ながら年末年始はお休みです。年越しの瞬間まで働いていたことを懐かしく思ってしまうエピソードですね。

 

熱でも出勤してくる週7日出勤嬢

売れている子こそいつでもお店に出勤しています。けれども年中無休だと、自分でお休みの日を決めないとエンドレスで連勤し続けることになってしまうのです……。その中でもずーっと連勤をし続けるキャストが1人、いたんです。売り上げはもちろんありましたが、何が何でも休まないのが特徴。

週7日出勤×何か月も……ですから、周りも「あの子いつ休んでるの?」と気にしていたほど。お客様に「この日は休みだよ!」と言わなければいつでも来店してしまう可能性があるため、絶対に取りこぼしをしたくなかったのでしょう。いない日はなかったです(笑)

 

なので高熱が出ても出勤してきたのには、黒服・キャスト全員が驚きました。年末ということもあり、売り上げを追い求めたい気持ちはわかるのですが、あまりの必死さに開いた口が塞がりませんでした。しかも後々話を聞くとインフルエンザだったようで、他のキャストに飛び火するなど、小さなトラブルへ発展してしまったのです。

今となってはコロナウイルスのこともありますから、売り上げを落としたくないがあまり必死過ぎると、他の人に迷惑がかかってしまいますよね。

 

ちなみに週7出勤嬢は他にもいましたが、熱でも怪我でも出てくるのはその子だけでした。結局トラブルになったことから注意され、この出来事からようやく休みを取るようになったそうです。

 

ドレスを揃えるのが大変!

週7出勤、週6出勤だと入りたての頃はドレスに困ります。まだたくさん買うお金もないですし、かと言ってお店のレンタル衣装はあまり綺麗ではありません。夜職を始めたての時は値段を抑えて安っぽく見えないドレスを探すのに必死でした。

 

一週間で同じドレスを何度も着るのは良くありませんから、毎日変えなくてはならないのも大変でしたねゆるいお店なので「黒はだめ」「ワンピタイプのみ」等という指定はなかったので、そこはずいぶん助かりましたが……。週7日かつドレスの指定が厳しいお店だったら、かなり頭を悩ませていたことでしょう。

最初は安いドレス屋さんで買うため、新人同士で衣装が被るというハプニングも珍しくはありません。店内で「あれ!」となり、どちらかが着替える光景もしょっちゅうありました。

 

少しお金を持ち始めていいドレスを買ったら、素材の質が違いすぎて驚きましたね。人と被りすぎることもなくなりましたが、ドレス代の出費もなかなかのもの。経費だと思って諦めていましたが、やはりキャバ嬢はお金がかかる仕事だと改めて思いました(笑)

 

基本的に客層は悪い

年中無休で深夜営業、当然ながら客層は悪くなります。どんなジャンルのお客様でも来店されますし、何よりほぼ全員が一軒目で来ることはまずありません。朝方なんてベロベロで席で寝ている人も多数。

 

お店のオープンが22時以降なので、お客様はお酒が入った状態からのスタート、女の子はどシラフですからかなりの温度差があります。そこを埋めるべくいい接客をしなくてはなりませんから、深夜店も苦労が絶えません。基本的にノリの悪い女の子は合わなくてすぐ辞めていきました。

 

良くも悪くも酔っぱらっている以上楽しさもあれば、ヒドいことも起こりやすいのが事実。特に朝型はまともに話が通じる人がいないなど、結構苦しい状況に陥ることもあります。同業同士の付き合いも多いですし、深夜店はメンタルがより強めじゃないとやっていきづらいでしょう。

 

 

もしこれを読んで、共感してくれる昼コレ女子がいたなら嬉しいです。

年末最後で夜職を卒業する方、あとひと息です!頑張ってくださいね!

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