夜職から昼職へ転職しようと思ったきっかけ
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆今回は私が夜職を卒業しようと思った出来事を書き綴りたいと思います。夜職を辞めようと決意するタイミングは人それぞれ。特に理由もなく、昼職へ移る人だって沢山います。ですが私は決定的な理由があるタイプだったので、興味があればご一読ください☆
辞める気なんてなかった
昼職から夜職へ移り、私は夜のお仕事を辞める気は全くありませんでした。
あまり先の事は考えておらず、全て勢いでどうにかしてきた……という感じです。そんな状態が何年も続いていたので、考えることを後回しにしていましたね。まず何かを考えようと思うと、全然頭が働かないのです。笑
仕事の予定は立っているし、働くことは嫌いじゃありません。ですが将来・未来のことを考えようとすると、面倒になって思考をストップさせてしまうのです。
ですがそんな状態でも「いつかは昼に戻らなきゃダメだよな」という焦りはありました。考えることを辞めているのに、何だか不思議な話ですが……。笑
夜職が万人に受け入れて貰えないのも、長く続けるには厳しいことも十分理解していた気がします。ですが新たな世界へ飛び込むには、それなりの努力と労力がかかるので、面倒臭がっていました。
焦りを感じているけど何も行動しない、そんなダメダメな日々が続いていた時、一人の女の子と出会います。
きっかけはアダルト業界に居る時
ある時、同じセクシー女優の女の子と知り合って仲良くなりました。
撮影現場が被ったのをきっかけに話すようになり、よく遊ぶようになったのです。
その子は夜職しか経験がなく、お金をガッツリ稼ぐために生きていると言います。とても若いのに野心家だったので、私はつい感心してしまいました。セクシー女優とソープランド勤務で働き詰め、一生懸命お金を稼いでいたのです。
最初は一緒にいるのが楽しかったのですが、段々と性格や感覚のズレを感じ始めます。
それは私が「昼の世界に戻らなきゃなぁって思うんだよね」と、漏らした時でした。
彼女は「昼職だなんてナンセンス。あんな仕事をやる必要はない。だって稼げないから」と、私に言います。ですが戻らなきゃ、と思っている自分にとって、彼女の発言は納得がいきません。
この頃彼女ははセクシー女優、ソープランド勤務、そして外国人相手の売春を始めたので、収入が一気に跳ね上がっていたのです。
アダルト界隈でよくある外国人相手のウリは、一時間で数万、数十万という破格のお金が手に入ります。わざわざ店に出勤する必要も、長時間撮影現場に拘束されなくて済むので、セクシー女優の女の子たちはこぞってウリに手を染めていました。
しかし「ウリ」は犯罪です。非合法ですから、いつ逮捕されてもおかしくはありません。
ですがアダルト現場のギャランディーはどんどん下がっています。そのためそういったことでもしないと、生活ができないという女優さんは多いのです。
誘われたのですが、私はそこまでして稼ぐ勇気がありませんでした。
お金が欲しいのは山々ですが、超えてはならないラインがあると思ったからです。
巨額のお金を手にし、ウリを始める事で性格が変わってしまう女の子は多く見受けられます。そして皆堂々と「外国人相手の仕事が~」と平気で口走るようになってしまうのです。現場でも当たり前のようにウリの話をしている人はたくさんいて、まるでやっていない私が「ダサい」かのような言われ方をされたこともあります。
こういう光景を目の当たりにしていくうちに、どんどん冷静になる自分がいました。そして「このままではいけない」「私はここまで染まれない」と自覚し、就活を始めたのです。
自分もいつかああなってしまうのではないか、という恐怖心が大きかったとも言えます。
闇の部分を知るのも、ある意味勉強なのかもしれません。そして人は人、自分は自分です。自分を強く持てば良かったのかもしれません。
それでも当時の私は、なぜかそれが出来ませんでした。なんだか波に飲まれてしまいそうで、ただただ怖かった自分がいます。
「昼に戻らなきゃ」と焦りを感じていたからか、一刻も早くこの世界を抜け出そうという考えになり、最終的には卒業をしました。
こうして会社員に
就職が成功した私は、晴れて会社員になりました。
あの時恐怖を感じて、行動を起こして良かったと思います。そうでなければ今頃彼女たちと同じように染まっているか、延々と焦りを感じる日々が続いていたかもしれません。
「もう駄目だ」と思った時こそ、行動のチャンスです。その瞬間を逃してしまえば、また先延ばしになってしまうからです。
そして行動したくても行動できない……を繰り返していると時間だけが過ぎていってしまいます。特に私は無駄な時間を過ごしてしまいましたから、「もっと早く就活していればよかった」と思いましたね。
これを読んでいる昼コレ女子の皆さんに、無駄な時間を過ごして欲しくはありません。
そして就職は何よりタイミングが重要。絶好のチャンスを逃さないで下さいね!