夜勤仕事の昼職へ就くメリットとデメリット
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆夜職歴が長いと昼間起きていることが難しくなり、昼夜逆転になるのも当然だと思います。転職するにあたって生活リズムを整えようとは思っても、完全に元へ戻すのはなかなか大変なはず。そこで夜間勤務のあるお仕事を考える人も多いのですが、果たしてどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう!
昼職一本の人は夜中働くことを躊躇する人が多いのですが、元ナイトワーカーとなれば自分の生活リズムを崩さず転職できる点が嬉しいですよね。世の中には夜勤のあるお仕事は意外に多く、そう人気も高くないことから狙い目であることに間違いはありません。
ただし昼職と言えど、生活時間帯のメインが夜になるのですからそれなりのデメリットはあります。また夜間勤務のある職種は限られてくるものですから、“夜勤”という言葉だけに飛びつかず、業務内容をしっかりと確認した上で就職を決めましょう。
夜勤のメリット
お給料が高い
冒頭で「そう人気も高くない」と説明しましたが昼職しか経験がない社会人、朝型生活に慣れた人は当然夜勤を避けます。様々なメリットがあるとしても生活をガラリと変えて働くのは大変ですし、夜通しで起きていることがニガテな人もたくさんいるのです。だからこそ倍率も低く、率先して夜間に働くことを希望するケースは多くありません。
人気が高くない=働き手が限られてしまうことから、お給料は基本的に高め。アルバイトでもそうですが日本は法律で夜22時以降は賃金を上乗せするよう義務付けられているんですよ。「22時以降の勤務は手当てが25%アップ」と記載されている求人があるように、実際にそれなりのお金は貰えるのです。
夜型人間にピッタリの行動時間帯
昼間寝て夜は起きる、まさにナイトワーカー時代と変わらぬ時間帯でお仕事ができるため、今までの生活リズムを壊す必要性がありません。大抵夜勤とは夜21時や22時~5、6時あたりに仕事をするのが一般的。帰宅後は8~9時台に寝れば次の日の業務にもそう支障がでないでしょう。
夜職時代の出勤→アフター→帰宅・就寝とほぼ流れが同じですから、似たような感覚で働けばストレスも少ないはず。夜型人間には非常にベストな行動時間帯と言えるのでは?
昼間ほどせかせか働かなくて済む
どの職業でも夜間勤務をするメンバーはそう多くありません。飲食店でも工場でも、真昼間と同じ人数で業務をこなすことはまずないでしょう。夜中は通常、人々が休んでいる時間帯です。つまり日中ほど流動的ではないことから、時間に追い立てられてせかせかと働く必要はあまりないとか。
もちろん夜中のうちに終わらせなければならないことはあるものの、「職場が立て込みすぎていて身動きが取れない」といったこともめったに起きませんね。
時間に追われるのが得意でない、仕事を覚えるスピードがゆっくりめ、マイペースさを守りたい人にとって、夜勤は働きやすいかもしれません。また残業もそこまで大量に発生することもないと思います。
夜勤のデメリット
長年続けられない可能性が高い
こればっかりは人によりけりですが、本来人間とは朝起きて夜寝る生き物です。無理をすれば健康面に支障が出てしまいますし、免疫などが弱まって体調を崩しやすくなることも珍しくはないでしょう。若いうちはいいのですが、35歳を過ぎた途端から厳しくなってくる、そんなケースも多々見受けられます。
体調管理がしっかりできるのなら気にしすぎる必要はありませんが、ナイトワークを始めてから体が弱くなった人は要注意。そこからどんどん悪化することも考えられるので、短期で頑張るか、転職のタイミングで昼型に切り替えるなど、自分に負荷のない働き方を選んでくださいね。
昼職の友達とスケジュールが合わない
「昼職に転職した」と言えど働いている時間帯が夜職と変わらない場合、日中働いている友人となかなか会うことができません。あなたが昼間起きていられれば良いのですが、そうでない限りは行動時間帯がマッチせず、結局夜職時代の友人とばかり遊んでしまうことも。
本人が「それで良い」と思うなら構いませんが、強い意思がないと夜の世界へ出戻りしてしまう誘惑も多いので注意が必要。「どうせ夜中働くならもっとお金が欲しい」と昼職をあっさり辞めてしまうパターンもよくあるため、出戻りを絶対にしない自信がないのなら夜勤を選択するのはやめましょう。本末転倒になるケースが本当に後を絶ちません。
問題が発生した時が大変かも
夜間は働く人数も少なく、人の流れが少ないことは先ほど説明しました。けれどもだからといって、全く何も問題が起きないか?と言われますと・・・もちろんそんなことはありません。トラブルが起きるときは起きますし、その時は自分たちで対処をしなくてはならないでしょう。
もし責任者が夜間に不在の場合は、当然ながら問題は翌日に持ち越し。すぐさま対処できないことも考えられるのが夜勤のデメリットだと思います。
この際トラブルが起きた原因、時間帯、理由などをしっかりと把握して日中のメンバーへ伝えなければ、あなたの評価も大きく下がってしまいますよ。人数が少ない以上、昼間より“誰かに頼る”ことが少々難しくなるのも大変な点ですね。
夜勤のメリット・デメリットを知ってから転職を考えよう
恐らく夜間勤務を考える人の大半が「お給料が良いから」「生活リズムを変えなくていいから」など表面的な部分ばかりを見ているはずです。もちろんそこも大切なのですが、安易に転職先を決めず深いところを知ってから考えましょう。
もしかすると日勤の方が向いていることもありますし、逆もまた然りです。どちらがいいのかは人それぞれ。晴れて昼職の一歩を踏み出すのなら後悔のないようにしましょうね。