ナイトワークを続けることのしんどさ~メンタル面編~
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆夜職を続けていると楽しいこともいっぱいですが、その分同じくらい嫌な思いをするはず。まさに夜の世界はストレスとの戦い、いかに精神を保つかがカギとなっていきますよね。ナイトワークを続けることのしんどさについて解説していきますよ。
自らの手で夜の世界の扉を叩いた当初は、ワクワクした気持ちでいっぱいだったことでしょう。
「たくさんのお金がもらえるかも」「身なりが自由って本当にラク」など、メリットばかりに目がいったかもしれません。
しかしある程度続けていれば世間の目や接客面での辛いこと、給料システム厳しさに気づき、夜職のしんどい一面と出くわすことは避けられないもの。誰しもが何度も「しんどい」と感じながらも、それを乗り越えて仕事を続けていかなければならないのです。
高収入が手に入る分精神ストレスは大きく、それが積み重なっていけばメンタルがやられてしまうのも無理はないはず。ずっと夜職に従事し続けるのは本当に難しいことと言えるでしょう。
つい昼職への転職を考えてしまうほどのしんどさとは、具体的にどんなことなのでしょうか?一緒にみていきましょう。
「軽い女だと思われる」しんどさ
夜職を続けている女の子は基本的にまじめで、意外と軽い子はそこまで多くないように思います。むしろ売れっ子ほど親し気に見せながらガードは固く、仕事は直行直帰!など超真面目なキャストもいますよね。実際に夜の世界で働くとこの点に気づくのですが、残念ながら外部から見たイメージはまだまだ良いものではありません。
どうしてもナイトワーカー=チャラい、軽いと思われがちで、キャバ嬢をしているとお客様から口説かれるなんて日常茶飯事。明らかに「イケるだろう」という向こうの考えが見え透けると、物凄い嫌な気持ちになりますよね・・・。けれども水商売をしている以上は、この偏見の目に晒され続けることも慣れなくてはダメなのです。
売れっ子になれば指名客が全員優しいのか?と言われるとそうでもなく、わざわざ指名をしてまでイジワルをする人、お金を使ってくれるけど辛く当たってくる人、など、ひねくれたタイプも増えがち。お酒の場ということもあり、常識からは逸脱した言動を繰り返すお客さまにも笑顔で接さなければならないのがキャストです。
「軽い女だから何を言っても大丈夫」という客の姿勢が女の子の心を傷つける原因に。ナイトワークをしている以上こういった事態は避けられないため、精神面のキープが限界で昼職への転職を考えるケースもかなり多いんですよ。
昼職に転職すれば、今や「セクハラ」「パワハラ」「アルハラ」「女性軽視」が社会問題となっていますので、夜職のような思いを毎日することはなくなります。
数字に追われる!終わりが見えないしんどさ
昼職はお給料が固定制ですが、夜職は歩合で全てが決まります。お店によってはノルマを課せられますし、表向きはノルマがなくても売り上げに対する圧力は確実にかけられるでしょう。在籍し続けている限りは数字に追われるため、このプレッシャーにやられてしまうナイトワーカーが後を絶ちません。
単純に売り上げが下がればお給料にも影響が出ますし、長くキャストをやっていれば自分のポジションもあります。売れていた過去があれば尚更成績が気になり、真面目過ぎるがゆえに病んでしまうことも・・・。けれどもキャストは個人事業主であって孤独。相談をする相手はいても、結局“個人商店”ですので、みんな自分でいっぱいいっぱいなのです。
自らで行動を起こし変えていけなければ脱落するほかないでしょう。食らいついていく精神がなければ生き残れない、まさに弱肉強食の世界!
売れればずっと稼げるメリットを秘めていますが、逆を言えば頑張れなくなった際の反動が大きすぎるお仕事です。数字が全てのものを言いますからね。モチベーションを保ち続けなければ夜職では戦い続けられないのです。
歩合制であることに疲れ果てた人は、少しお給料が下がってもいいことを了承した上で転職を考えます。追われるプレッシャーがないというのは刺激がない、とも言えますが、追い詰められることもなくなるので気持ちはずいぶんとラクになるでしょう。
自由だけど自由じゃない?お客様と繋がっていることのしんどさ
ナイトワークは基本的に自由出勤ですし、高級店でなければ髪色やドレスの指定もないでしょう。更に働くの夜だけですので、会社員に比べると時間が有意義に使えるように思えます。
しかし24時間お客様と繋がっており、客数が多ければ多いほど1日中スマホが鳴りやみません。時には着信で起こされる日もあるのでは?
ナイトワーカーはスマホを見て気分が落ちることも多く、しつこいお客様の対応を家でもしなければならないもの。来店していないなら無視で構いませんが、お金を使ってくれる以上はある程度のラインまで我慢をする必要が出てくるはず。せっかく自由に使えるはずの日中も、このことに悩まされてしまえば台無しですよね。
一件自由そうに見えるお仕事ですが、正直なところ思い描いているほどフリーでいられないことも事実。休みと仕事の境界線がとても難しいため、それを求めて業界卒業→正社員へなった女の子もいるくらいです。