アフターコロナで夜職はどう変化していく?
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆コロナウイルスの蔓延により日本は大きく混乱していますが、今私達が考えるべきは「アフターコロナ」についてです。切迫した状態が続く中、時間は止まらないので先のことまで見据えなくてはなりません。コロナ収束後、水商売はどのようになっていくのでしょうか?解説していきますよ☆
コロナウイルスの影響により大幅な売り上げのダウン、店を一時休業とどこも追い詰められた状況であることは確実です。どこも営業を再開しているものの以前のような活気はあまりありません。未だにメンバー出勤限定にするなど、大々的に営業し続けるすることは難しいようですね。
コロナ収束後、夜の世界の景気は戻るのでしょうか?多くの人が繁華街を離れている今はまさに先のことを考える良い機会だと思います。
ふるいにかけられるナイトワーカーたち
一回目の緊急事態宣言で閉めたお店も、夏ごろには営業再開を果たしました。銀座などは休業と再開を繰り返し続け、給付金をもらっていても家賃や人件費を到底まかなえるものではないでしょう。今までの予想を下回る売り上げとなっていますので、多くのお店は赤字状態がずっと続いてしまっているのです。
お店を運営するにあたって最もお金がかかる部分は人件費。売り上げているキャストがいれば潤いますが、その分のお給料をしっかりと払わねばなりません。それに雇っている全員が全員、大きな売り上げを保てているわけではなく・・・。コロナ禍で指名がどんどん途切れてしまった子、元々貢献できる能力がない子、様々です。
今までのように完全ヘルプ要因を雇う余裕はほとんどのところがないと言っても過言ではないでしょう。アルバイト程度のキャストは首を切られてしまっているケースが相次いでいます。
またあまり店売りの高くないキャバクラなどはキャストのお給料を一律にして、そこからスライドしていくシステムに変更しました。その一律になっている時給がかなり低いことも多く、普段7000円、8000円などの高時給を貰っている女の子からすればたまったものではありません。
ですがお店も厳しいため、今まで同じ通りにしていれば赤字がより膨らんでしまいます。
そして他のお店では合同営業でメンバー出勤のみ、つまりお客様を呼べない子はいつまでも出勤できないのです。待機組に時給を発生させている暇も時間も、お金もありません。
こうしてナイトワーカー達はどんどんふるいにかけられ、実力のない子は更に生き残りが難しくなります。店が赤字を抱えている以上、売り上げの基準も厳しくなっていくことが予想されるでしょう。
お客様の来店しづらい状況が続いている
夜のお店に遊びに来るお客様、特に「太客」と呼ばれる人は仕事での成功者が多いはず。ですからまだ油断できない時期に飲み歩き、仮に感染してしまったら大変なことになります。会社や周りの信用を失う可能性もありますし、相手方に迷惑をかけるのは誰しもが避けたいことです。そうなればまず「飲みに行く」選択肢は一番初めになくなるでしょう。
また接待も今はほぼ自粛となっていますから、それを理由にキャバクラやクラブを利用することができません。どのお客様も「行きたくても行けない」、もどかしい状況が続いてしまっているのです。
今後しばらくはお客様は感染を避けたいからお店に行けない、でも女の子は生活のために出勤しなきゃならない……というアンバランスな状態が長引くと思われます。
未来がないわけじゃない、でも・・・
何も夜職に未来がない、と断言したいわけではありません。ですが元々不況で厳しかったのがより強まっている、と言い表しても過言ではないでしょう。売り上げが厳しいと新人も雇いづらくなりますし、移籍もよほどの売り上げがなければ受け入れられません。夜職は今後更に狭き門になると思います。
初めから実力派社会ではあるのですが、その部分がより強まってしまったのですね。“なんとなく”で続けていた人はそうも言っていられなくなりますので、油断せずに将来を見据えてほしいものです。
そこで打ち勝てるように努力するのか、不安だから転職を考えるのかはあなた次第。もし昼職に転職をしたくなったら、早めに昼コレへご相談くださいね。