転職後、夜職同士の仲間が疎遠になりやすいワケ
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆夜職同士の友情は儚い、と思った経験はありませんか。同じお店を辞めたら相手がよそよそしくなったり、急に仲が悪くなってしまったり。音信不通といったこともよく起きると思います。昼職に転職するとより、かつての仲間たちと疎遠になりがちですが、それはなぜなのでしょうか?ちょっぴり悲しき現実ですが、時に受け止めることも必要です。
出会いの数ほど別れが多い繁華街
夜のお仕事をしているとたくさんの人と出会い、別れます。
一般企業に勤める社会人に比べると、ナイトワーカーの方が生涯出会う人間の数が圧倒的に多いでしょう。
毎日どんな出会いがあるか分からない刺激的な世界ですが、その分離れていく人間も増えるのが夜の街の現実。
かつて「この世界は出会いやすいから、別れやすい」と言っていた先輩がいるのですが、本当にそれ。
人の流れが早く明日明後日で結果がコロリと変わることも普通ですから、誰かと疎遠になるのが当たり前という感覚になります。
これはお客様だけではなく共に働く黒服や、繁華街で作った友達も同じことが言えるのです。
散々一緒に飲んで、騒いで、悩み相談をして心の距離が縮まったかな?と思ったところで相手が消えたり
店舗移籍後は全く連絡を取らなくなったり、急に裏切られるのも“繁華街あるある”。
ナイトワーカー同士の友情は儚く薄いと言われるのも街自体が流動的で、出会いが多すぎるからこそ深い絆を結びづらい点にあるのだと思います。
昼職に転職後、夜職同士が疎遠になりやすいワケ
筆者も夜職を上がってずいぶんと経ちますが、現在付き合いのある元同僚や先輩は全くいなくなりました。
転職後1~2年くらいはたまに遊んでいたものの、コロナ以降にめっきり激減。
そこから誰とも会うことがなく連絡を取り合うこともなくなりました。喧嘩をしたなどのきっかけはなく、ごく自然に疎遠になった感じですね。
なぜ転職後は過去の仲間たちと疎遠になってしまうのか?原因を分析していきましょう。
①生活時間帯が合わないから
朝起きて昼間に動く会社員と、朝寝て夜に働くナイトワーカー。見事に生活時間帯が異なります。
早起きのキャストも今は多いですが「早い」と言っても気性は午前11時~12時。一般社会ではもうとっくに出社している頃ですよね。
土日に時間が合えば会うことはできますが、基本的に繁華街の人間は夜行性。会う時間帯によってはどちらかが合わせなくてはならないことも。
生活時間帯が全く合わないと、相当仲が良くない限りは疎遠になりがちです。
②話題が合わないから
昼職に転職すれば、夜特有の煌びやかな世界とお別れせねばなりません。
その傍らで煌びやかな世界に居続け、毎日大金が飛び交う現役ナイトワーカーと会話をすれば徐々に話題が合わなくなっていく可能性も。
会社という組織に入った昼職と、お店という場所を借りた個人事業主の夜職。
まず根本が違いますし、仕事に関する悩みも異なってくればお互いの「ん?」といったズレを感じやすくなるのです。
相手が全くの昼職未経験で社会常識に欠けていると、転職したあなたは違和感を覚えるかも。
この感覚の違いや話題の合わなさが引っかかれば、今までのようにスムーズな付き合いができなくなるのも無理はないでしょう。
③金銭感覚がズレるから
昼職に転職してから、ナイトワーカー時代と変わらぬお金の使い方をする人はまずいません。
昼の世界に慣れるにつれて感覚が正常に戻り、大金を使うようなことはしなくなると思います。
けれどもナイトワーカーのほとんどは金銭感覚が世間一般とズレているもの。
ディナーに1万円は当たり前、安い居酒屋は絶対に行かないなどのプライドを持っていると、昼職側は合わせていくのがキツくなるはず。
基本的に繁華街の人間は遊び方も派手なので、お財布のヒモが固くなったあなたには「ちょっと出費が痛いなぁ」と感じるかも?
関係を続けるにあたって金銭感覚は重要なポイントなので、ズレ出すと一気に会う機会も激減します。
夜職同士の友達が疎遠になるのは自然なこと
繁華街での仲間たちと会わなくなれば、誰もが寂しく感じるはずです。
派手な生活に加え、華やかな友達とネオン街を練り歩く生活は非常に楽しかったことでしょう。
つい昔の楽しさにとらわれてしまいがちですが、疎遠になるのはごく自然なこと。
働くフィールドが変われば生活時間帯、金銭感覚、業務内容も何もかもに変化が起きるのですから
人はお互いの「共通点」がなくなると、相当仲が良くない限り再び会おう!といった流れにはなりづらいのです。
恐らく昼職へ転職した多くの元ナイトワーカーは、かつての同業者との付き合いが激減しているハズ。
転職後も未だお店に飲みに行ってあげて・・・なんてことはまずないでしょう。
ステップアップすれば離れる人間もいます。悲しいかもしれませんが、あなたが十分に成長している証。
例え過去の仲間と疎遠になってしまっても落ち込まないでください。成長のその先に新たな仲間、友達が必ず待っているものですからね!