昼職の「額面」と「手取り」、きちんと理解できていますか

昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆昼職に転職したいのなら、基本中の基本である給与明細の見方を覚えましょう。夜職でも明細が入っているにも関わらず、ちゃんと目を通さないナイトワーカー多し。額面と手取りの違いなど、基本のキは今のうちに押さえておくべきです!
額面と手取りの違い、昼職に転職するなら理解しよう
社会人なら「額面」と「手取り」といった言葉を聞いたことがあるはずですが、意外にも理解していない人が多いとか。
特に手取りは分かっていても「額面とはあるけど、どういう意味?」となるケースも少なくはないとか。
基本中の基本である意味や内容を解説しますので、昼職への転職前に常識を頭に入れておきましょうね。
額面とは毎月のお給料の総支給額
額面とは支払われるお給料の総額を意味します。つまり、何も引かれていない状態の数字ということ。
夜のお店でも厚生費10%、ヘアメイク代〇〇〇〇円、罰金など引かれ物が色々とありますよね。
それを引く前のお給料ということで、総支給額が「額面」なのです。
手取りとは自分の手元に残るお金
手取りとは文字通り、自分の手元に残るお給料のこと。
夜のお店で例えるなら厚生費10%、ヘアメイク代〇〇〇〇円、罰金などを引いた後の数字ということですね。
当然ながら額面と手取りの数字は全く違います。
どんな夜職でも引かれ物がない業種はないと思いますので、必ず明細には額面と手取りの二つが記載されているはずでしょう。
昼職ではお給料から何が引かれるのか
夜職の引かれ物は業種によって異なりますが
- 厚生費10%(飲み屋さんの場合)
- ヘアメイク代(給与から引かれずセットごとに支払う場合も)
- 雑費(風俗の場合)
- 在籍金(風俗の場合)
- 諸々の罰金
だいたいこんな感じではないでしょうか。
昼職でもお給料から引かれる物はいくつかあるものの
夜職のように「それ、何に使ってんの?」というような“謎雑費”はありません(笑)
(厚生費や雑費がやたらと高いところ、在籍金がかかるところはなんだかアヤしく感じますからね)
ではどんなものが引かれるのか、一緒に確認していきましょう。
健康保険料
会社勤めになるなら「社会保険」区分の健康保険に加入するため、お給料から引かれます。
アルバイトでもフルタイム勤務の場合は加入が絶対で、逆に勤務日数が少ないのなら国民健康保険となるのです。
年金
こちらも「社会保険」区分の「厚生年金」なのでお給料から引かれます。
国民年金と支払額が異なり、厚生年金はやや高くなりますがその分リターン額も大きいもの。
国保の時代とは異なり健康保険料ともにお給料から天引きなので、支払い忘れや未納を防げるのはメリットだと思います。
雇用保険料
雇用保険料とは失業や退職の際に「失業手当」の支給が可能になる保険のこと。
もちろん支給には在籍期間を問われますが、もし仕事をやめても一定の期間は失業手当がもらえるため
それを保証するために保険料といったところです。
これは夜職にはない制度なので、あまり聞き慣れないかもしれませんね。
住民税
昼職に転職し、社員やフルタイム勤務のアルバイトになれば住民税がお給料から引かれます。
住民税はもらっているお給料の額によって異なり、ふるさと納税や住宅ローンなどで軽減可能です。
所得によって変動する税金なのでWワークをしていると年末調整でバレることがあります!気を付けましょう。
所得税
これは誰もが分かると思いますが、所得に対してかかってくる税金です。
社会保険料の控除や配偶者(扶養家族)の人数に応じて金額が変動します。
手取りを増やす方法、引かれ物を減らす方法はあるのか
手取りを増やすには単純に給与アップを狙うことが必要不可欠ですが
お給料が上がれば引かれ物も増えるため、これまた悩ましい問題が浮上するでしょう。
引かれ物をゼロにすることはできませんが、個人事業主でなくとも節税をすれば軽減できるので確定申告は忘れないように行ってください。
医療費控除
住宅ローン控除
扶養控除
iDeCoや積立NISAの利用
ふるさと納税
など、負担を軽くする方法はいくつかあるので知っておくと超便利。節税に関しては別記事で紹介しますね!