夜職から起業、成功する人と失敗する人の違い
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆キャバ嬢、ホスト、スカウトマンから起業して昼の世界へ進むケースが増えているように思います。企業はとても素晴らしいことですが、実際に転職して継続できているのは一握りという悲しき現実。業界卒業後、うまくいく人とそうでない人の違いはどこにあるのでしょうか。
そもそも夜職からの起業は難しいのか
夜職から昼職へ、そして起業に関してですが会社をつくること自体は難しくありません。
必要書類を揃えて登記するだけなので設立自体はお金さえあればできます。
多額のお金も必要なく、軍資金数十万円程度でも会社は立てられるのです。
だからこそ「起業」はとても簡単ですが問題は会社を作ってから。
利益を生み出さなくては会社として意味がありませんし、リターンがなければいくら投資しても赤字の連続。
赤字が続けば当然懐がスッカラカンになってしまうので、泣く泣く会社を畳むほかないのです。
起業そのものは簡単、難しいのは継続、といったところでしょう。
仕事を始めるのは簡単で売り上げを出し続けるのは難しい、そんな夜の世界と似ていると思いますね。
夜職から起業、失敗してしまう人の特徴
有名キャバ嬢やホスト、バリバリ活躍していたスカウトマンが起業をして失敗するのはなぜでしょうか。
うまくいかない人には共通した特徴が見られます。
残念ながら夜職で成功を納めても昼の世界で実力が通用する保証はありません。
自分の持っている能力をいい方向に活かせるか、それとも活かしきれず終わるかで未来は大きく変わるのです。
失敗する人の特徴①常識がない
夜職の常識は昼の世界で通じないものが多いですよね。
例えば売り上げがあればその人が全てだったり、成績を納めれば勤怠がユルくても何も言われなかったり、年功序列がないなど。
挨拶さえまともにできないナイトワーカーもいます。それでも売り上げを作れたらお店は口うるさく言わないので、許されてしまうもの。
「注意されないからこれでいいのか」と勘違いをしたまま昼職へ転職すれば、ただの常識がない人です。
いくら仕事ができても社会の基本ルールが理解できておらず、そのままの感覚でいればあっという間に人は離れていくでしょう。
最初はうまくいっても必ずどこかでつまづきます。次第にマナーや礼儀が身につけばいいのですが、そうでないと失敗する確率が一気に上がってしまいますよ。
失敗する人の特徴②完全に人任せ
一人で起業する小さな会社なら自分しか頼れませんので、何かを人任せにすることはないかと思います。
しかし、最初から誰かを雇ったり、オーナーが別である場合は他人に頼り切ってうまくいかないケースが多いのです。
特に共同経営やオーナーに誘われて起業→失敗するパターンが多数発生。
これは夜職ならではの「黒服がやってくれる」「お客様にお願いすれば・・・」と、甘やかされてきたことが原因だそう。
キャストは売れれば誰かに助けられる機会が増えます。
そこで感謝の気持ちを忘れず自分で動くことが当たり前と思っていれば間違った方向へは進まないのですが・・・。
残念ながら助けてもらう状況が当たり前、面倒事は誰かがやるものと考えてしまうと他力本願に。
そのような人が上に立つと下の人間は不満しか抱きません。ちゃんと動いてくれないオーナーも苛立ちを感じるでしょう。
キャストだからこそ重宝されていた事実を頭で理解し、昼職では初心者と思うくらいの謙虚さが必要です。
失敗する人の特徴③お金にモノを言わせすぎる
軍資金がたくさんあるからといってお金にものを言わせると失敗しやすいです。
初期投資は確かに大切なのですが、夜職は大金を使う=偉い、すごい、と少々見栄っ張りな考えが染みつきがち。
コツコツ進めず一気にバーン!と投資してしまい、回収しきれず赤字を生み出してしまうケースも非常に多いのです。
お金で解決できる物事も多いですが、札束だけではどうにもならないことも世の中にはたくさんあるでしょう。
面倒かもしれませんが昼の世界では人情や人柄といった要素も仕事を成功させるポイント。
「お金さえあればいい」、この考えを捨てる必要はありませんが薄れさせることが大切です。
夜職からの起業、成功する人の割合が少ないのはナゼ?
成功する人が一握りなのは、やはり先ほど説明した要素が複数合わさっており「夜職独特の感覚」が抜けきっていないからだと思います。
ナイトワークに関する会社を設立するにあたっても、社会人としてなっていない人は成功できません。
知名度や力業だけでどうこうできるなら今頃み~んな成功していますよね(苦笑)
どこかで知名度や過去の栄光に頼り切り、深く考えなかったり自分自身をレベルアップすることを怠ってしまうからこそ
事業がうまくいかなくなる・・・。そんな原因も十分に考えられると思います。
昼職に転職した時点であなたはもうキャストではありません。
事実をしっかりと受け止め、いち社会人としてどう動くかを考えられる人が会社設立後も活躍できるでしょう。