Q.メンタル不調があるけど昼職をしたい、できますか?→答えは・・・①
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆夜職をする女性の中には鬱病、双極性障害(躁鬱)など、メンタルの不調に悩まされ続ける人も多いでしょう。精神面が安定しないと転職にも不安を覚えるハズ。果たしてこのような人々は昼職に転職できるのでしょうか?解説していきますよ☆
メンタル不調がある人達でも昼職に転職できるのか?
結論から申し上げますと、可能です。
ナイトワーカーに限らず精神疾患を抱えている社会人は多いため、ゼッタイに不可能ということはありません。
「躁鬱病だから無理」「人格障害があるからどこでもやっていけないのではないか」と絶望的に思うかもしれませんが
実際にいま、休職中ではなくお店で働けているのなら希望が見いだせるでしょう。
ただし、気分の波が激しく考えがコロコロ変わる、不調が続いている時期に転職の決断を下すのは一旦ストップ!
メンタルの問題を抱えている人の多くが昼職に転職できないのではなく
時期やタイミング、そして心身ともに健康である部分に重きを置きながら、業界の卒業を目指すことが重要となります。
メンタル不調を抱えるナイトワーカーは衝動的に動いてしまいやすい
- 気分のアップダウンが非常に激しい(一日や数日おきにに何度も上がったり下がったりする)
- 躁状態の時に買い物をしがち/つい人に大きな態度を取ってしまう
- 鬱状態の時に勢いで退店した経験が複数回ある
- 気分にムラがあるため当欠や遅刻、仕事中に突如帰るなどの行為を繰り返す
- 売り上げや指名の波が大きい
- 指名客が切れやすい、お客様とのケンカ別れがとても多い
- 店内でトラブルを起こしがち(ボーイや女の子との揉め事など)etc.
働きながら病気と戦うナイトワーカーの多くは上記の経験が必ずあることでしょう。
事例を挙げたらキリがありませんが、不調が続くときに衝動的な行動を取ってしまいがちに。
当欠や遅刻だけでは判断できませんが、よくお客様やキャスト同士、ボーイと揉めてトラブルを起こしやすいタイプや
意味もなくお店を転々とする行為、気分が下がった途端退店や音信不通をする人は、特に注意が必要です。
昼職に移ったあとも人間関係を上手に築きづらい、勢いで転職、退職、無断欠勤をする可能性が非常に高いために
気分が下がってしまった時にどうなるか分からない・・・というのが、転職後のとても悩ましい問題になります。
転職を衝動的に決めるパターンも
双極性障害(躁鬱)のナイトワーカーに多いのですが、気分が上がっている躁状態の時に
いきなり昼職への興味を持ち出し、衝動的に業界卒業のために動き始めるパターンもあります。
しかし、躁状態は長く続かないのが特徴ですから鬱の期間に入った途端急激にやる気が失せがち。
一定のモチベーションや気持ちをキープするのが難しいことにより、不採用が続ければ激しく心がザワついてしまうのです。
昼コレでも「この人は勢いで転職したいと言っているのかな?」など、メンタル関係なく
数々のヒアリングによってあなたの気持ちを引き出していくよう心がけています。
恐らく衝動的に動いた本人も、勢いで行動した事実を認識する瞬間があると思います。
そうなった時は少し冷静な考えを取り戻しているはずですから、一度自分と向き合いよく考えることが大切です。
気持ちがどうにもならない時は主治医に相談するなど、第三者の手を必ず借りてください。そうすることで状態の悪化を防げるはずですよ。
転職成功の後が怖い問題
仮に転職に成功しても、後になってからがコワイ・・・という問題も。
残念ながら昼職に転職後は必ず想像通りの物事が待っているとは限りません。
嫌な話をするようですが、人間関係が良さそうに見えた会社が実は悪かった、環境が整っていなかった
求人に書かれた内容よりも激務だったなど、想定外のトラブルも十分に起こり得るでしょう。
メンタルに不調を抱えていると臨機応変な対応を取ることが少し難しくなります。
特に人間関係で悩む人は多いですから、余計に心を閉ざしてしまうかもしれません。
精神疾患は完治といった基準がなく、上手に付き合うことが重要です。
転職後も通院をやめたり勝手な断薬をすることでさらに病状が悪化する可能性も。
例え昼職に移れたとしても油断はせず、メンタルをキープできるような心掛けを本人がしていくことも大切になってきます。