昼職と夜職の面接の違い
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆前回は昼職と夜職の面接が似ているということをお伝えしましたが、今回は逆バージョン☆お互いの似ていない点を挙げていきたいと思います。面接へ臨む前に、これを読んで備えておくといいかもしれません。
面接官がひとりではないことも
夜職の面接は基本的に面接官が一人ではないでしょうか?複数の黒服さんやスタッフに囲まれて面接が始まるなんて、よほどのことがない限り有り得ないですよね。そこまで大きなお店でなければ一店舗につき採用担当者は一人であると思います。
しかし昼職の面接は面接官が複数人いることもザラ。一対一の面接は珍しく、多くの場合は2~3名ほどが同席します。つまり2対1、といった状態で面接を行うのですね。多いところは5名ほど同席する、なんて話も聞いたことがあります。
「人がいっぱいいるから緊張してうまく話せなかった」という志望者も沢山いるほど。お堅い空気の中5対1で面接、考えるだけで緊張してしまいますよね。
どこの企業を受けても面接官が複数いることは確実ですから、どんな質問をされるか、それに対する受け答えは?など、ある程度はシュミレーションをしておきましょう。大学生の就活も、面接の練習は必ず行うものです。この予行演習が意外と明暗を左右しやすいので、特に緊張しやすいタイプは事前準備をしっかりとしておくこと。
ぶっつけ本番は全くと言っていいほどおすすめできません。「夜職ではその場のノリで喋れていたから、面接でも大丈夫!」と思っている人もいますが、お酒が入ったノリと面接の空気感は比較対象になりません。面白いことを返せば良いのではないため、同じようなテンションで構えていると失敗してしまいますよ!
面接に慣れていくのも、昼職の道を目指す第一歩です。入念に下調べをしながら準備を進めてくださいね。
お金の事は露骨に聞かない
ナイトワークをする理由はずばり、お金。高い時給や日給が欲しいからこそ夜のお仕事を始める子がほとんどですよね。ですから面接では「一日にいくら稼ぎたいか」「希望の時給はあるか」と必ず聞かれることでしょう。面接容姿にも「希望時給/日給」を記入する欄があるはずです。
ナイトワーカーは個人事業主ですから、収入を上げるも下げるも自分次第。そして実力があるなら売り込まねばお金にならないため、給与に関する質問がマストなのです。
昼職の面接では、「一日にいくら稼ぎたいですか」なんてことは絶対に聞かれません。同業種の転職や業務委託契約などではお金に関する質問(希望額)はあるものの、新卒や昼職未経験などの場合はお給料の交渉をすることさえできないのです。最初からその世界におらず、経歴や実力も真っ白なら当然のことですよね。
注意してほしいのは、昼の世界でお金の話を露骨にするのはタブーだということ。そこが夜職と昼職との大きな感覚の差です。提示された時給や月給が安くても、最初から「もっと上げてもらえませんか?」と交渉することはまず無理な話。
実績(=売り上げ・指名)やスキル、資格、経験もないのに、夜のお店で時給や保証の交渉をしているのと同じです。夜職ならルックスやスタイルの良さで時給が上がる事もありますが、昼職でそれは通用しません。風俗業界とも180度異なり、「未経験」「新人」はお金の面で不利になります。その部分を履き違えないようにしてください。
お金の事についてズケズケ聞いてしまわぬよう、気をつけましょう!うっかり聞いてしまえばあなたの印象が大きく下がってしまいますよ。
遅刻は許されない
当たり前ですが遅刻は許されません。電車の遅延や道路の事故等は仕方ないのですが、それでも遅刻をすれば「遅れた人」のレッテルを貼られてしまいます。遅延や渋滞を「もっと早く家を出れば回避できたのではないか」と考える人もいますので、とにかく印象が悪くなるでしょう。遅刻によって面接でのハードルが高くなってしまうのは勿体ないので気を付けてください。
場所が分からなかった、寝坊したはもう論外です。場所は事前に調べられますし、今は便利な地図アプリも多数あります。不安なら前日までに面接場所に一度行ってみるなどして、迷うことのないようにしたいもの。そして寝坊は一番有り得ない理由ですから、「この人、社会人としてどうなの」と思われてしまっても仕方がありません。
夜のお店も、遅刻には厳しいところが多いですよね。特に水商売は罰金も発生しますし、面接の時点から「時間通りに来られるか?」「約束を守れるか?」といった面をきちんと見ていたりもします。
ただし風俗店となるとまた違いますよね。キャバクラやクラブ同様、遅刻や当欠に罰金がつくお店もありますがごくごくわずかなケース。ほとんどの店舗が遅刻や当欠にゆるいため、面接に遅れてきても落としたりしません。「寝坊で遅れちゃった」と言っても許してくれるお店が多いでしょう。
風俗業界はゆるく自由に働けることが最大の魅力なので、あまりに厳しくし過ぎると女の子が離れてしまいます。だからこそお店も何も言わないのです。
その感覚のまま面接に臨んでしまうと非常にキケン。遅刻に対する危機感がありませんから、せっかくのチャンスも逃してしまいがちに・・・。
遅刻癖のある人は、早いうちに治しておきましょう。といっても遅刻癖、休み癖は治るのに時間が掛かるケースがほとんどなので自分を強く持って欲しいものです。
面接さえクリアすれば、晴れて昼職の道へ!
面接官が複数人いるということは意外かもしれません。ですが残りの二つは常識として当たり前のことですよね。面接はとても緊張しますし、誰だって好きなものではありません。筆者も昼職の面接はすごく苦手で、一刻も早く終わらせたいとまで思っていました。
面接さえクリアすれば昼職の道が開けます。もちろんそれがゴールではありませんが、「昼職の面接を通過した」というだけで自分の自信になりますよ。
ぜひ昼職と夜職の違い・共通点を確認して、面接に臨んでくださいね!何か困ったことがあればぜひ昼コレスタッフにご相談下さい。面接の練習などにも対応しています。