年齢の偏りがある職場、これっていいこと?悪いこと?
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆転職した職場が若者ばかり、あるいは年配の人ばかりだと、ちょっとした心配を覚えるかもしれません。年齢が大幅に偏った会社というのは決して少なくないのですが、どんなメリットやデメリットがあるのでしょう?詳しく解説していきますよ☆
職場の年齢層が高すぎる、あるいは低すぎるなど共に働くメンバーに対し、入社後不安を覚える元ナイトワーカーは多いもの。以前の記事で解説したベンチャー企業なら20代、30代前半の割合が多くを占めることが大半ですし、老舗企業など自ずと平均年齢は上がるものです。
夜のお店にいるとキャストの本当の年齢は不明な他、数多くのお客様に対応できるよう10代から落ち着いたお姉さんまで幅広く在籍させていることがほとんど。未経験は若い子が欲しくとも、経験者なら即戦力としてベテランが欲しいですからね。
転職が成功したはいいものの、あまりにも年齢に偏りがあると「ここ、大丈夫かな?」と思ってしまいがち。同じような世代が集まる職場はメリットとデメリットがハッキリと出やすいため、職場選びの際はこういった点も気を付けていくとGoodですよ。
若い子ばかり?年上ばかり?年齢層が偏ることのメリット
様々な世代がまんべんなくおらず、20代が中心、40~50代が中心といった企業も多く存在しています。
一見良くないことのように思えるかもしれませんが、年齢がある方向へ寄っていれば団結力は出やすいと言えるでしょう。20歳も30歳も離れているとどうしても壁を感じるものですが、同じ世代だとそこを取り払うのもそう難しくはないはず。それに子供のころ見ていたテレビ、流行った歌やファッションと共感できる部分があればあるほど、距離はグッと近づきやすいのです。
話題も基本的には合うでしょうし、どこか“仲間意識”が芽生えるのも早いと思います。ちょっぴり部活やサークルの先輩・後輩のようなフランクさが出やすいのも◎
どうしても会社勤めとなれば「上司・部下」とかしこまりすぎる人もいますからね。そんな厚い壁を撤廃したい、人間関係を重視したい人にはとても良い環境だと思います。
また若者ばかり集う企業なら今時の流行りを確実に押さえられ、現代風の戦略(SNSマーケティングなど)を率先して行うことも可能。時代遅れとは程遠い雰囲気で次々と新しいことへ挑戦できる、そんな可能性も秘めています。
もちろん中高年も負けておらず、今まで培った社会人経験で力を合わせればパワフルな案も出来上がることでしょう。若者にはない落ち着きと知識・技術の豊富さで仕事をバリバリこなすこともできるはず。
このように年齢が偏っているのは悪いことばかりではなく、集団になれば強いパワーとなって大きな利益を生み出せる、そんな組織への成長も期待できるのです。
ただし、いいことばかりではない?年齢層が偏ることのデメリット
とは言え偏りすぎるといいことだけでなく、良くない事態を招くことは知っておきましょう。
やはり同じような年齢が集まると考えや意見、方向性はまとまりやすいのですが、それこそ年齢以外のところも“偏り”やすくなってしまうのです。
例えば20代が集まった企業では
- 柔軟な考え
- 現代風のやり方
- 風通しの良さ
が期待できるのですが、各々の人生経験や社会経験には限界があるでしょう。どんなに濃密な経験をしていても、それが社員全員に当てはまるとは限りません。
ですから各々の考えが似すぎてしまったり、経験不足から至らない結果を招いたり、柔軟さや風通しの良さが上下関係の構築に支障をきたすなどのデメリットが出てくる可能性も。
そして年配の方が集まった企業では
- 過去の経験から編み出したアイデアや教育方法
- 1人1人のスキルや知識が高い
- ベテラン同士ならではの余裕
がメリットであるものの、新しいやり方や方法を導入できていないこともあります。ついつい昔ながらのやり方に頼ってしまい、そこを改めずにいれば新しく入ってきた人からは“古臭い”と思われてしまうはず。
今でもアナログな中高年は多数いるため、社内のデジタル化が進んでいない恐れも。効率の良い作業を知っている人間からすれば不満が募ることは避けられません。
このように年齢の偏りは知識や技量の偏りを招いてしまう、そんなデメリットも存在しているのですね。
もし入社したい会社に年齢の偏りがあれば……
もし気になっている企業の年齢層がやたらと高い・低い場合は社内の雰囲気について面接時に聞いてみるのも構いません。面接官の雰囲気でも社風はよく現れているため、水商売で培った「人を見る目」をまさに発揮すべき時だと思います。
「仲がいいです」「あまり年齢の壁はない」などと言われても、鵜呑みにするのはNG。もしかするとサークルの延長線上のようなノリを指しているかもしれませんので、あなたの目でしっかりと確認したものを信じてくださいね。