つい「マウント」を取ってしまう?ナイトワークの後遺症とは
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆「マウントを取る」、世の中では非常に悪い意味で使われる言葉です。自分が優位であることを示すため、相手に対してついつい良くない言動を繰り返してしまう人は意外と多いもの。夜職をしていると気づかぬうちにマウントを取る癖がついていることもあるため、気を付けましょう。
なぜナイトワークをしていると、気づかぬうちにマウントを取ってしまうのか
「私の方が頭いいんで」「あなたより私はモテるからぁ~」
これらのことってプライベートで面と向かって言われたら、誰もがイラッとしますよね。
“自分の方があなたよりも上です”なんてことを全面的にアピールされると、気持ちが冷めるおろか、雰囲気も悪くなるでしょう。
日常生活でのマウントは不快なものでしかありません。
しかし、夜の世界では時にこの“マウント”が必要になることもあります。
なぜならキャストはお客様から選ばれる存在。周りと同じではお金を払ってまで指名してもらえません。
夜のお店は普段出会えないような女性と楽しむのが男性の目的ですよね。となれば「私は周りと違うんです」アピールをするのが当たり前に。
それが知らず知らずのうちに、マウントとなって変化していくタイプもいるのです。
もちろんその伝え方がソフトなキャストもいます。
他人を下げて自分を持ち上げる方法を取る方や強気なキャラ、女王様キャラであると、「マウントとなって変化していくタイプ」になりやすいんですね。
「あの子は売り上げがないから。でも私は毎月このくらい売っていて・・・」
「あの子は一本釣りでしょ?私は本数タイプなんだよね」
「周りなんてみんな売れてないじゃん!私は売れているから、そんなシャンパンじゃ満足しないよ♡」
文面だけを読めば夜のお店の女性としては普通のことですが、昼職の人間からすると自己アピールがすごいな・・・といった感じ。
夜職は自分を高く見せねばならないので、時にマウントがいい方向に転びますが、昼の世界では周囲に嫌われやすいので注意したいところ。
このような性質が骨の髄まで染みついていると、あらゆるところでマウントを発生させてしまうようになります。
特に相手への指摘や悪口、愚痴が多い人は気を付けてください。ちょっとした指摘が威圧的な言動に繋がっているかもしれませんよ。
夜職の「アピール」と「マウント」は紙一重?
筆者は思うのですが、夜職でいうところのアピールとマウントは紙一重です。
相手を下げて自分を高く見せる方法って、昼の世界では好かれないですよね。
もちろん夜職でもあまりいいことではありませんが、そのような強気なキャストが好きな男性もいるのが事実。
「あの人たちより私は優れている」、そんな存在にお金を使いたい層が繁華街には多数存在するのです。
ですから夜のお店ではこれらを「マウント」とは呼ばず、アピールの一環として扱われます。
毎日このような言動に触れていれば、多くの人が普通と考えてしまうもの。
いつも口を酸っぱくして言いますが、夜職の普通は昼職の普通ではありませんよ。そこを履き違えないようにしましょう。
うっかりマウントを取らないよう気を付けるために
知らず知らずのうちにマウントを取っていると、扱いづらい人間とみなされ、周囲の人々は離れていくでしょう。
悲しき事態を招かないようにするにはどうすればいいのか?日々の言動をこの機会に見直してみてくださいね。
主語に「私は」が多いなら要注意
会話中、すぐに主語を「私は」に切り替えてしまう人は要注意です。
常に会話の中心に自分を持ってくるクセがついていると、どこかでマウントを取るような発言が出やすいもの。
例えつまらない話題でも耳を傾け、口を挟むタイミングは夜職の接客時と全く同じですよ!(笑)
褒められても、謙虚に
夜職で大きな売り上げを立てると、どんどんおごってしまうキャストがいます。
最初は謙虚だったのに態度が大きくなり、周囲に威張るようになり・・・。こうなれば、マウント発言もどこかで繰り返していることでしょう。
褒められるのは嬉しいことですが、相手がステキな言葉を投げかけてくれることが“当たり前”ではありません。
お客様にチヤホヤされる毎日を過ごしていると、褒められて当然という考えに陥りがちです。
謙虚でいることが相手へ威圧的な態度を取らずにいられる秘訣。
常に一歩下がったような気分でいることが大切ですね。
自分に自信を持とう
マウントを取ってしまいがちな人こそ、心の奥底では自信がないのです。
自分が優れていないからこそ高圧的な態度や発言で身を守っているとか。
最も繊細な心の持ち主だからこそ起こしてしまいがちなミスですが、マウントを取ると人間的に誤解されやすいので良くありません。
自分に自信を持ち、「自分は相手より本当は劣っているから」など後ろ向きな考えはやめましょう。
卑屈になればなるほど誰かを攻撃したくなる、人間とはそういうものです。
自信がありすぎるのは困りますが、なさすぎるのも問題です。常に堂々としていましょう。