昼職のために高卒認定を取りたい人へ
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆最終学歴が中卒だと就職の選択肢が狭まってしまうため、高卒認定を取るか悩んでいるそこのあなた!昼職を目指し、確実に転職を成功させるならぜひ頑張ってほしいものです。しかし、高卒認定を取ればすべて解決・・・ではないので、厳しい現実も知っておくべきですね。
高卒認定とは何か
高卒認定とは「高卒認定試験」の略称で、試験に合格すれば高校卒業と同等以上の学力を持つことが証明できます。
高校中退者や中卒の場合は学力の証明ができ、就職の際役立つので夜職時代に取得する人も今は多いようです。
年に二回実施され現国や数学などの教科から最低8科目を受験します。(最高は10科目)
現国・数学・英語・世界史は必ず受講しなければならず、残りの4つは選択制。
16歳以上の中卒者や高校を中退した方といった、高校卒業資格を持たない人なら誰でも受験可能です。
受験料は8科目以上で8500円と安く、非常に挑戦しやすい価格なので転職を考えるなら確実に受けた方がいいでしょう。
高卒認定は難しいのか?対策が必要不可欠な理由
最終学歴が中学校となれば、久しく机に向かって勉強していない人が多いかもしれません。
また本を読んだり芸術活動を得意としていても、現国や数学といった基本的な勉強が苦手な人もいます。
だからこそ今まで認定試験を遠ざけていた・・・なんて意見もあるくらいですが果たして高卒認定試験は難しいのでしょうか?
高卒認定は全く勉強をしてこなかった人からすると難しいカモ
試験の内容は中学校一年生から高校一年生までの範囲のため、ある程度勉強をしてきたのなら「どこかで見たことのある」問題が出ます。
しかし小学校からきちんと学校に通えていなかったり、中学も数える程度しか行っていなければまっさらな状態から学びなおさねばなりません。
となると、一切勉強と縁がない生活を送ってきたタイプからすると難しく感じるでしょう。
逆を言えば基礎中の基礎くらいは分かっていれば、死ぬほど難しいと感じることはないと思います。
合格率は40~50%と言われており、約半数くらいが受かる内容が作られているためハードルはそこまで高くないのです。
“ノー勉”ではムリ!しっかりとした対策が必要なのはなぜか
合格率が高いからといって“ノー勉”で挑むのは辞めましょう。
ハードルが高くないとは言っても勉強は勉強ですし、ほとんどの大人が学生時代の勉強内容を忘れています。
計算の公式、やり方、漢字、記号などありとあらゆることが頭から吹っ飛んでいるハズ。
過去問を解く、スクールに通うなどして過去の記憶を掘り起こし、試験対策をしなければ時間とお金のムダになりますよ!
ぬかりない対策をすれば受かる可能性が高い試験です。
簡単そうだからといって甘く見ないよう、一発で合格できるように心がけてくださいね。
高卒認定を取っても学歴は「高卒」ではなく中卒
学歴を高卒にするには学校に通い、卒業をしなければならないため、高卒認定に合格しても最終学歴は中卒扱いです。
あくまで認定は「資格」の一つなので学歴とは異なります。ここを勘違いしている人が多いので気を付けましょう。
とはいっても高校卒業レベルの学歴があるということなので、認定を持つ・持たないとでは同じ中卒でも見られ方が大きく変わるもの。
例え企業の応募資格に「高卒以上限定」と記載されていても、認定試験に受かっていれば問題ないと判断する会社も多いからです。
ちなみに高卒認定取得後、大学へ進学しきちんと卒業していれば最終学歴は大卒扱いになります。
もし学歴を高卒にしたいのであれば通信制や定時制高校に通い直すしかありません。
ナイトワーカーの中には高卒認定を取らず、あえて学校に通う人もいますね。
定時制は毎日の通学が必須なところも多いので仕事をしながらだと難しいですが、通信制なら通学頻度が減るので社会人向け。
試験がどうしてもニガテな人やもう一度学校に通い直したい人は、資格ではなく学歴の方に目を向けるといいでしょう。