怒られるのが苦手なナイトワーカーの心理
昼コレ女子の皆さん、こんにちは!元ナイトワーカー・現昼職ライターのしらいしあやです☆夜職をしていると激しく怒られる機会はほとんどないでしょう。下手すると軽い注意を受けることもなくなり、歴が長くなるほど誰かから指摘をされることに違和感を覚えます。なぜそうなってしまうのか、詳しく解説していきますね。
夜職は怒られない、だから注意を聞き入れることが難しくなる
厳しく指導を行う夜のお店もありますが、近頃はキャストを確保するべく激しく叱責するようなところは減っています。
とにかく叱ってシビアに伸ばす時代ではなく、ほめて伸ばすのが主流。
以前は怖いと言われていたお店のオーナーやママさんでさえ、教育方針をチェンジする傾向にあるのだとか。
ただでさえキャバクラや風俗店で怒られることはないので、ナイトワーカーの多くが叱られることを苦手としているでしょう。
もちろん昼職の人間が怒られ慣れているとか、謝罪が普通と思っているとか、そういう話ではありませんが(笑)
夜職が長いとちょっとした指摘でもイラッときたり、自分を強く否定されているような気分になりがち。
結果、怒られることに対してのダメージを強く受けてしまうということ。
しかし、聞き入れる耳を持たなければ人間はどんどん頑固になり視野が狭まります。
カタい考えのままでは転職後も苦労することが増えるため、誰かの声を受け入れる柔軟な姿勢はいつでも持っておきたいものですね。
怒られたくないナイトワーカーの心理
ただ単に怒られる機会が減るから注意を受けたくない、これだけが理由ではありません。
夜職をしていると今まで持っていた考えや一般感覚に変化が起きるため
ちょっとしたことが気分の揺れに繋がるパターンも見られるのです。
ボーイさんや店員、同期、お客様に少し言われただけで大きく心に引っかかってしまう人は
恐らく「慣れ」以外にも隠された心理があると言えるでしょう。
①「私はこんなにやっているのに!」というプライドの高さ
結果を出していることが大正義な夜職は、相当素行が悪くない限り売り上げの高い人がエライとされます。
つまり間違ったことをしていても目を瞑れる範囲であれば、周りはスルーしなければならない暗黙のルール。
それを続けていれば「私は正しい」と思い込み
気づくとプライドだけが高くなっているという危険な状態に!
だからこそ「自分はこんなに頑張っている」なんて考えに取りつかれたら、ちょっとした指摘にも噛みつきたくなりますよね。
自分の行いに自信がありすぎるか、あるいは心のどこかで不安を覚えているものの口に出せない時こそ
怒られるとイラッときてしまうのです。
②低すぎる自己肯定感
ナイトワーカーは堂々としているイメージですが、低い自己肯定と戦いながら働く人も多いです。
「自分なんて」という気持ちが強いと注意を受けた時に真っ向から否定されたような気分になり
些細な指摘でも激しく落ち込んでしまう、そんなキャストさんは少なくないでしょう。
向こうもあなたを攻撃したいわけじゃないのですが、自己肯定感が低すぎると受け入れるまでに多大な時間がかかってしまいます。
③自由にやりたい、のびのびとしすぎた気持ち
カチッとしたルールが苦手で、夜職のユルさを気に入ってナイトワーカーを続けている人もいます。
そんなタイプからすると叱責や注意は囲いの中にいる感じがして窮屈なことでしょう。
「いちいち細かい」「面倒くさい」「とやかく言わないでほしいなぁ」
・・・と、自由人度が高ければ高いほど指摘を嫌う傾向にありますね。
自由に動き回りたい気持ちが強いあまり、型にハマった回答を嫌ってしまうからこそ怒られることから避けたがるのです。
怒られる、注意されるって悪いこと?
怒られていい気分になる人はいませんが、あながち悪いことでもありません。
感情任せの叱責でない以上はあなたのためになることも多いので、耳を塞いでしまう方が損をするかもしれないですね。
怒られる、というのは必ずどこかに間違った何かがあるから発生するもの。
意味もなく注意を飛ばしているわけではないため、ここで受け入れなければ変わることが難しくなるでしょう。
頭でっかちになると素直に物事を捉えられなくなり
「自分が正義だ」なんて勘違いを引き起こす・・・。ある意味とても怖いことだと思いませんか?
もし転職後に怒られたくない!と思ったとしても、叱責=悪ではないことを覚えておいてください。
むしろ注意を恐れてビクビク行動したり失敗を隠ぺいするなどの行為をはたらけば、余計に悪い状態を招くはず!
なかなか人から指摘を受けてすぐに「はい」と理解するのも、難しいとは思います。
けれども聞き入れる姿勢を持つか否かでは雲泥の差。いつでも柔軟な頭を持ちましょうね。